活動内容

ONGAKU
 一般に、音楽と言えば楽曲(ミュージック)のことを 言います。音を組み合わせて構成し、まとまりのある音の一群を指すのだと思います。
そして、それは客観的に捉えることができます。
一方、ONGAKUは次のように定義します。 ONGAKUとは、
『音を聴いたその人の感じ方によって生まれるもの』です。 つまりONGAKUは、音(自然の音、物音、楽曲を含めた全ての音)を聴いた人の感じ方によって主観的に捉えられ、その時の感じ方によってはONNGAKUであったりONGAKUではなかったりするものなのです。
「物音」がONGAKUであったり、楽曲がONGAKUでなかったりするのです。
 例えば、年末バーゲンセール開催中のデパートで、ベートーヴェンの「第九」が流れていたとします。そこに、少しでも安くてよいものを手に入れるために、他の買い物客に負けまいと孤軍奮闘しているお母さんがいたとします。その時、彼女の耳に、たとえその曲が届いていたとしても、それによって心が安らいだり感動したりするなど、心を揺り動かされることなどないことは言うまでもありません。この場合は、いかにベートーヴェンの名曲といえども、彼女にとってそれはONGAKUではなく、『ただの音』もしくは『雑音』でしかないでしょう。

一方、夕方暗くなるまで外で遊び、お腹ぺこぺこで家に帰ってきた子供にとっては、台所からきこえてくるお母さんの包丁さばきの「トントントン」という音が、晩ご飯のおかずのことや楽しい夕飯の場面を思い浮かべさせるかもしれません。そんな時の包丁の「トントントン」という心躍らせる「音」は、その子にとって『ただの音』もしくは『雑音』などではなく、ONGAKUそのものなのです。

音を感じる

  どんなに静かな自然の中でも、必ずどこからか音がきこえてきるように、地球上では、いつも  どこかで音がしています。
 ★目を閉じて音を聴いてみよう
   今、あなたの周りからはどんな音が聴こえていますか?少しですか?たくさんですか?後ろ  の方からも聴こえますか?
  もう少しよく聴いてみてください。誰かの喋り声、ペンで書く音、歩く音、遠くの犬の鳴き声  、木の葉が風で揺れる音・・・。混然となって聴こえていた音が1つ1つはっきりと聴き分け  られるようになってきましたか?今まで気づかなかった音の存在に気がつきましたか?
  ある音に意識(心)を集中させると、その音がよく聴こえてきます。でもそれ以外の音はよく  分からないかも知れません。1つの音に意識を向けると、他の音には意識がいかなくなります  。音は意識しないと聴き取れないのです。目を閉じて自分が心静かにすると、いろいろな音が  聴こえてきます。
  音に意識を集中させるにためは、目を閉じて心静かに聴くことが必要なのです。
 ★イメージしてみよう
   さあ、今度は聴こえた音から、自分なりのイメージを広げてみましょう。例えば、しとしと  降っている雨の音。その音から、しっとり濡れた木々やポタポタ落ちる雨粒を思い浮かべたり  、街行く人の傘の色を想像したり・・・。また、過去の雨の日のことを思い出し、その時の気  分がよみがえってくるかもしれません。あるいはまた、もっと自由に空想を広げる人もいるで  しょう。聴こえた音をきっかけに、その画にはない別の世界の場面を自由に想像してしまって  もいいのです。
   音を聴いてどんなイメージをもつかは、人によって異なります。また、その時の気分や心の  状態によっても違ってきます。
   そうです。聴いた音から自分でイメージすることは、聴いた人自身の心を映すことなのです  。音を聴いてイメージすることは、自分自身の心を見つめることでもあるのです。自分と向き  合うことなのです。
   「音を聴く」という行為を通して、さまざまなことを自分の中に受け入れること、自分なり  の受け止め方できることに慣れていきます。つまり、自分自身の感性や価値観で受け止めてい  くとともに、自分の思いを周りに向けることができるようになっていくのです。
  ただひたすら音を聴き、その音を自分なりに受け止めましょう。「音を聴く」という行為はそ  れだけで十分に完結する活動です。そこには楽しさだけではない、様々な心の動きが起こり、  音からイメージした世界によって、思いがけない自分を発見することになるでしょう。

   このように音を聴き、受け止め、受け入れることは「音を聴く」ということ以上に『音を感  じる』ことにほかなりません。
  本会の活動の中では、このように音を聴くことを『音を感じる』と捉えています。

環楽器
 手作りした楽器ではなく、そこにある「物」をそのまま楽器そして利用した場合、その楽器を何と呼べばいいのでしょうか?「打楽器辞典」(音楽之友社)によれば、打楽器として「石、紙、ビン、缶・・・」などが載っています。しかし、床、壁、机、椅子・・などを打楽器のような音の出し方で演奏したならまだしも、吹いて音を出したり、思いついた
独自の方法で音を出したりした場合は、打楽器とは言えないでしょう。
 では、身の周りにある様々なものを何の手も加えずに楽器として使った場合、それを何と呼んだらいいのか?・・・そこで・・・身の周りの環境にある物が楽器になるということから、『環楽器』という名称にしました。(発案は本会理事長の教え子:高橋昌樹さん:都立特別支援学校の教員)そしてその名称にある「環」という字には、「いつでもどこでも誰とでも使うことができて、人と人との『環』(わ)をつくる」という意味も込められているのです。(発案者言)

重要なキーワード

音を感じる/環楽器/アンサンブル/心を開く/そのままの自分/音でつながる/理解すること/自己肯定/イメージ/コミュニケーション/親子/文化の伝承

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